少し止まる


少し止まる

( 命の譜に参加したキミたちへ )


「少し止まる」
と書いて「歩く。」

僕らの毎日はそれはそれは慌ただしくて、猛烈に撹拌された時代の渦の中にいますね。
だからたとえ止まっても、まるで市民ランナーが交差点の信号待ちで足踏みしているように、確実に止まることはとても難しい。

しかし、

本当に止まってみると、
足下に咲く花や
行く先の地平線や
これまで登り続けてきた長い坂の道のりが見えてくる。

ランプの灯りの下で

なぜ、(この世に)生まれてきたのか
なぜ、(今日まで)生きてきたのか
なぜ、(今を)生きてきたのか
なぜ、(この先を)生きていくのか
そしてなぜ、(いつの日か)死んでいくのか

を問いてみて欲しい。

たとえ今日一日の問いであってもいい。
ガチで止まり自分に問いてみる。
もしも心が騒いでいたら、あの日キミたちが書いた「サラサラと流れた一日」や、泣きながら綴った「弔事」をもう一度読み返して欲しい。

それだけでイイ。
答えなど見つからなくても、それだけで大きな一歩を歩んだことになる。

あの日、
過去の痛みの中で学び
仲間の笑顔に救われ
心洗われる感動を体験したのだからわかるはずです。

「少し止まる。」

その時キミたちは確実に進化に向かっている。
どうか、この偉大で小さな行動を続けてほしい。


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