まだ未熟の身ですが、キミたちの前を歩む一人の先人として生意気を言います。
今こそ、キミたちに問う
前のめりにがむしゃらに、ただ闇雲に走り続けてはいないか?
右も左も見極められないまま、
心の声に耳をふさぎ、
本当の思いを押し殺したまま、
社会や他者が示した「べき」とか「法則」とかに身を任せて走ってはいないだろうか?
苦労を愉しみながら
ワクワクしながら
今日が最期の日だと言う大前提で
キミの中でキミを生きているか?
目的地に早く辿り着こうとしてはいないか
その道のりを、
その歩みを愉しんでいるか
それが、
キミの「精一杯生きる」のカタチじゃなかったか?
社会や誰かの中の自分ではなく、
社会や誰かのための自分でもなく、
自分の中の自分に誇りを持って生きているか?
どんな人にもゴールは必ずやってくる
この世にさよならする日がやってくる
それがどんな結末であっても必ずその時はやってくる
その結末に満足できるのは
結果ではなく
そこまで歩いた道のりだ
だから、
闇雲にゴールを目指さなくていい
足元に咲いている花や
ほてった身体を覚ましてくれる風や
肩を貸してくれる家族や仲間や
そういったものと共鳴しながら
ゴールを目指せばいい
それが、
キミの走り方じゃないのか?
かくいう僕も
見上げるほどの山あり
光も差さない谷あり
嵐で吹き飛ばされ
いく手を阻む壁の前で何度も打ちひしがれて来た
それでも僕は
自分の中の自分を貫くことで
今を存分に愉しみ一歩ずつ身の丈に合った歩幅で今を歩いている。
もしもこの僕の問いかけにキミの心の奥底にある何かが動いたら
豊かさのための「気づき」を得てくれたら、
それだけでいい。
いつかきっと、を待つキミへ
Zaki 山咲 聖